腰痛と内臓

腰痛と内臓

腰痛というとぎっくり腰や椎間板ヘルニア、腰椎分離症などを連想する人も多いと思います。 しかし腰痛の中には内臓の疾患が原因となっている場合もあります。

まず注意したいのが腎臓。腎臓の機能が低下していると腰痛に結びつくことがあるのです。 とくに腎臓結石の場合は腰に激しい痛みが伴うことが多いという特徴があります。両足を揃えてジャンプし、 かかとから着地した際に痛みを感じた場合、腎臓に炎症を起こしている可能性があります。ただし、 本当の腰痛を抱えている場合は悪化してしまうこともあるのでこの方法を行う場合には注意が必要です。

腰痛と内臓

尿管結石も腰の痛みの原因として知られています。これはぎっくり腰と間違えられやすく、注意が必要です。

それから悪性腫瘍。悪性腫瘍が骨や腎臓、胃、前立腺などに転移してしまった場合に腰痛をもたらします。 早期発見・治療が重要になってくるだけに、注意が必要になります。骨に転移している場合、 骨がもろくなることで圧迫骨折をもたらすこともあります。

女性特有の腰痛には婦人病もあります。生理痛や冷え、あるいは子宮筋腫といった症状によって腰の痛みを覚えることがあります。 とくに子宮筋腫は危険度が高いため要注意となっています。

そのほか、十二指腸潰瘍や胃の不調、膀胱炎なども腰痛をもたらすことがあります。

このように、内臓が原因によって腰痛を感じることがあります。尿管結石のように通常の腰痛と間違えやすい症状の場合、 気づかないまま効果のない治療を続けてしまうというリスクもあります。そのようなことにならないためにも原因の特定は重要です。 痛みが激しい場合には詳細な検査を受けるようにしたいものです。

ぎっくり腰の自分でできる対処法

@絶対安静・・・突然ぎっくり腰で痛くなったらまず絶対安静です。何があっても動かしてはいけません。
A幹部を冷やすor温める・・・横になっても痛いものは痛い。痛みの発生源がジンジンと熱を持った痛みなら冷やしましょう。逆に、腰が張っているような感じがするときは温めて血行をよくしましょう。
Bある程度痛みが治まって冷静になったら・・・病院に行って診察を受けましょう。