腰痛の手術

腰痛の手術について

腰痛の症状が重い場合、その治療法として手術という選択肢もあります。

腰痛の手術

近年では腰痛で手術をするのは珍しいケースとなっていますが、症状によっては手術の選択が必要になることもあります。 たとえば1日も早く腰痛を克服する必要がある場合。スポーツ選手をはじめ、腰痛が仕事に支障をきたしている場合などには 手術が最善の選択肢となることもあるのです。

そのほか、腰痛が悪化して麻痺や痺れが伴ってしまっている場合、排尿・排便障害など、 日常生活に深刻な影響が及んでいる場合にも手術が選択されます。

手術にはいくつかの種類があります。もっとも一般的な腰痛の手術方法にはラブ法があります。 これは背中側を5〜6p程度切除し、腰椎を削ってヘルニアを切除する方法です。全身麻酔が必要で、 1週間以上の入院が必要など、負担が大きいのが大きな難点です。より負担の少ないマイクロラブ法という手術方法もあります。

最近増えている手術法がレーザー治療です。これは椎間板内から飛び出してしまっている髄核にレーザーを照射することで引き戻し、 神経の圧迫を改善する方法です。このレーザー治療の最大のメリットは負担が少ないこと。日帰りでの手術が可能で、 手術時間も15〜30分程度。ただし、現在ではまだ保険適用外なため、高額な手術費用がかかってしまうというデメリットもあります。

もうひとつ、「PN法」という手術方法も行われます。これは背中に管を差し込んで髄核を取り出す方法です。 局部麻酔が必要ですが、日帰りで受けられる上、保険が適用されるという大きなメリットがあります。

こういった手術で腰痛を治すという選択肢もあります。症状が重い場合は医師に相談してみるといいでしょう。

腰の手術についての説明です

腰の手術は、他の治療を行っても効果が得られない場合の最終手段です。
これは、痛みの原因を直接取り除く方法なので、最も効果が期待できますが、100%の効果を得られる保証はありません。さらに身体を傷つける形になるため、費用や入院のリスクもあります。