ローリング療法で腰痛治療

ローリング療法で腰痛治療について

ローリング療法で腰痛治療

腰痛治療の方法として注目されているものにローリング療法というものがあります。

もともと交通事故の後遺症の克服のために生み出されたこの方法、 専門のローリング器で患部をマッサージすることによって治療が行われるものです。

ローリング器をコロコロ転がすだけなので誰でもできそうな印象もあるこのローリング療法ですが、 目的は単なるマッサージではありません。ローリング器を使うことで体のあちこちにできた「しこり(硬結)」を発見し、 それを改善することで体の機能や回復能力を元通りにさせるのがおもな目的となっています。

ローリング療法では非常にデリケートな施術が行われます。皮下3o程度のところにある毛細血管にも働きかけます。 こういった毛細血管は素人が手でマッサージしようとすると力が強すぎてうっ血を起こしてしまうような微妙な部分。 そういった微妙な施術が求められるところにも効果をもたらすことができるのです。

このローリング療法の最大のメリットは安全で体に対する負担が少ないこと。繊細な施術であるため、無理な負担は一切ありません。 腰痛に悩まされる高齢者はもちろん、子どもにも安心して受けさせることができます。また、腰痛だけでなく、 さまざまな症状に効果をもたらすことができる点もメリットとして指摘できます。頭痛や神経痛、肩こりなど、 腰痛と併発することも少なくない症状を同時に改善できるのも大きなメリットでしょう。

ローリング療法を導入しているところはまだまだ少ないのが現状ですが、確実に普及の動きを見せています。 興味がある人は近くにローリング療法を取り扱っているところがないか調べてみてはいかがでしょうか。

ローリング療法は痛いの?

整体や足つぼマッサージの場合、痛みを感じる部分が不調を起こしている、と言われますよね。
ローリング療法ではどうでしょうか。確かに痛みを感じることもありますが、それ以上にくすぐったく感じることが多いと言われます。背中やわき腹にボールをおいて、ころがすのですから当たり前だ、と言われそうですが、そうではありません。そのくすぐったい部分こそ不調を起こしている場所なのです。
現に、始めたばかりのころは転げまわっていた人でも、ローリング療法を続け、体調が良くなってくると、気持ちよくて治療中にうたた寝してしまうことがあるのです。